「磨き屋マイスター」の紹介
燕研磨振興協同組合が事業委託を受ける「燕市磨き屋一番館」。この施設で金属研磨業に携わる後継者の育成、新規開業者の促進、技術の高度化による産地産業の振興および体験学習による金属研磨技術の普及などに務めるのが、「にいがた県央マイスター」に認定されているマイスターたちです。燕市が誇る「磨き屋マイスター」をご紹介します。

田中 三男
(たなか・みつお)
機械部品製造販売会社を経て、33歳のときから研磨業を始める。昭和61年に金屑研磨仕上げ単一等級を取得。中央能力開発審議会専門委員、燕研磨工集会会長を歴任。日本金属研磨仕上げ技能士会主催の第4回技能競技会奨勧賞を受賞。IT開通機器の筐体研磨の依頼を受けたときは、地域全体で対応するため取りまとめ役を任された。自ら技術を開発・指導することで、研磨技術の標準化に成功する。

高橋 千春
(たかはし・ちはる)
新潟県立巻高校、法政大学を経て、東京都内の室内装飾会社へ就職。25歳のときに燕へ戻り研磨を始める。昭和63年に金屑研磨仕上げ単—等級を取得。バフレース研磨はもちろん、フレキシブル研磨、ハンドバフ研磨などを複合させ、大きな製品から小さな製品まで鏡面仕上げが可能。技術・技能は人に伝えて始めて意味を成すものであるとの考えのもと、「磨き屋一番館」での後継者育成に力を注ぐ。
にいがた県央マイスターとは
燕市や三条市を含む新潟県県央地域は、金属加工業を中心に約600年にもわたる「ものづくり」の実績があり、全国有数の地場産業集積地帯として発展してきました。
代々受け継がれてきた高度な技術・技能を維持し、後継者を育成することなどを目的に創設されたのが「にいがた県央マイスター」です。
県央マイスターは、高度な産業技術を支える卓越した技能を有する人たちで、新潟県三条地域振興局が認定をします。田中は平成17年に、高橋は平成23年に認定を受けました。
マイスター自らが企画する「マイスター塾」や工業高校、テクノスクールの外部講師などの技能継承活動を行いながら、優れた技能の維持や継承、人材確保、人材育成を回り、地域産業の振興の一翼を担っています。







